売上原価と棚卸資産の評価 : 独立起業 脱サラからの個人事業

売上原価と棚卸資産の評価

売上原価と棚卸資産の評価

売上原価は、仕入高と同じだと思っていませんでしたか?
実は、この二つには大きな違いがあります。
その年の売上原価は、仕入高ではなく、決まった一定の手順で計算した金額です。
小売業の売上原価の計算は、年初の棚卸高にその年の仕入高をプラスして、最後に年末の棚卸高をマイナスします。
年初の棚卸高は、前年末の棚卸高と同じ金額になります。

当月の場合と同様です。前月の売れ残り商品が月初に在庫として残っています。
当月も新たに商品を仕入れますが、月末になると多少の商品が売れ残ります。

ちなみに小売業と製造業では計算方法が違います。
製造業は製造段階に加えて労務費や経費がありますから、ちょっと複雑になります。

明日は棚卸だから大変だ。という言葉をよく耳にします。
確かに、年末の棚卸は時間のかかる仕事です。
棚卸が大変なのは、帳簿と数を照合することだけではなく、棚卸資産の評価、価格を計算しなくてはなりません。
棚卸には実地棚卸と評価棚卸があります。
実地棚卸では、年末に残っている商品の数を種類別に実際に計算して、棚卸表に品名と数を記入します。
しかし、この段階では、金額を入れることはできません。
商品の仕入れ単価は、1年のうちに高くなったり、安くなったり、いつも同じ価格とは限りません。
4月に単価1,000円で仕入れた同じ商品が10月には単価1,200円 になっていたとすると、年末に残っている商品の単価はいくらになるのか?
この残っていた商品の単価を決めることが、棚卸資産の評価です。