店舗販売と無店舗販売
脱サラをして個人で開業する場合、多くは店舗販売を考えます。
店舗販売は業種、業態によって立地条件は違いますが、初期投資額によって商売の先行きが大きく変わります。
不動産物件、改装工事費の高騰で店舗を持ちにくくなった上、消費者ニーズの多様化や価値観の変化は、独立開業を難しくしています。
とはいえ、多くの店舗が地域に密着することで、売り上げを伸ばしているのも事実です。
店舗販売は、立地の良い場所で、店舗を構え、来店するお客さんに商品を売るというやり方です。
この店舗販売に対して、無店舗販売があります。
無店舗販売は、決まった場所に店舗を構えないで、事務所を拠点にして売り手側から買い手を探しに行って、商品やサービスを売るという方法です。
無店舗販売は、独立開業しやすいということから、個人事業者だけでなく多角化を模索する企業も注目しています。
市場や消費構造が目まぐるしく変化する今、無店舗販売は個別の消費者ニーズに応えるというメリットと初期投資額が低資本で短期開業できるという点が時代にマッチしています。
無店舗販売には、カタログ販売、通信販売、ネット販売、代行サービス、レンタルリースのほか、アイデアを活かした多種多様な新しいビジネスが生まれています。
訪問販売は、旧態依然とした押し売りは影を潜めていますが、商品選定は慎重な検討が必要です。
現在は、イベントを中心に、お客さんを展示会や内覧会に招待する招販というやり方で消費者の心を掴んでいます。
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