帳簿の種類 : 独立起業 脱サラからの個人事業

帳簿の種類

帳簿は、大きく主要簿と補助簿に分かれます。
主要簿は、仕訳帳と総勘定元帳ですが、仕訳帳は、入金伝票、出金伝票、振替伝票を代わりに使うことも可能です。
仕訳帳は、少人数の事業所では便利ですが、複数の経理担当者がいる場合は、一冊の仕訳帳に毎日正確に順を追って取引を記載することはかなり難しくなります。
そのときには、入金伝票、出金伝票、振替伝票を採用します。

入金伝票は、現金を受け取ったときに記入します。
入金伝票には、左側の資産の増加である借方が省略されています。
現金の増加が分かっているので、勘定科目、摘要、金額の項目になります。

出金伝票は、現金支払の取引に記入します。
出金伝票は、入金伝票とは逆に右の資産の減少である貸方が省略されています。
伝票の項目は、勘定科目、摘要、金額となります。

振替伝票は、現金の入出金をともなわない掛取引に使用します。
左側の借方科目欄には、金額、借方科目があって、摘要を挟んで右側の貸方科目欄に貸方科目、金額と続きます。

入金伝票は赤色、出金伝票は青色に色分けされています。
赤伝、青伝といのは、そういった理由からです。

補助簿には、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費内訳帳、固定資産台帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳などの帳簿があります。
これら補助簿は、取引の発生順に、日付、勘定科目、摘要、金額を記録するもので、総勘定元帳の明細を記録した帳簿です。