現金の管理 : 独立起業 脱サラからの個人事業

現金の管理

個人事業主になるとサラリーマン時代と違ってお金の管理を自分でしなくてはなりません。
といって、いきなり難しい会計をマスターするのは至難の業です。
基本的なことだけを知っていれば、商売はできます。

現金の管理については、まず現金をあまり手元におかず盗難に備えて銀行を利用しましょう。
小口の支払とつり銭だけで、一日を始めるとその日の締めが簡単です。

現金出納帳は、税金の申告には不可欠のものですが、それ以上に現金管理にはなくてはならないものです。
現金を支払うときは、領収書を必ずもらってください。
交通費などは領収書がありませんが、メモ用紙に書き残すようにしてください。
出金伝票、入金伝票、振替伝票を作っておくと便利です。
現金出納帳に記入が終わったら、領収書は紛失しないようノートに貼るなどして管理してください。

現金出納帳の記入は、必ずその日にするようにしてください。
現金の在り高に過不足が出た場合は、現金過不足として計上します。
原因が分かったときは修正をし、期の最終になっても原因が分からないときは、雑収入・雑損として処理してください。

振込みによる入金や支払には、預金の管理が必要です。
預金口座ごとに金額の動きを管理して、勘定科目別の記帳をしなくてはなりません。
預金管理には、日計表などを使って毎日の預金の残高を記録するとよいでしょう。