必要資金計画を立てる : 独立起業 脱サラからの個人事業

必要資金計画を立てる

開業したものの2ヶ月目から必要資金が足りない、なんてことになったら大変です。
それでなくても開業時は、予想以上に出費が重なります。
こうした問題が起こらないためにも必要資金計画は、慎重かつ具体的に作成しなくてはなりません。

必要資金計画では、事業を始めるときに必要な設備資金と運転資金に分けて、項目別に表を作成します。

設備資金は、店舗や事務所を借りるときの権利金、敷金、改装費のほか設備や什器備品などの購入費を計上します。
できるだけ細かく、正確に書き出す必要があります。小さなものも積み重なると意外なほど高額になるものです。

必要資金は、仕入れと経費の二つに分けます。
仕入れは、即金と翌月払いでは計上の時期が変わりますから注意してください。
保証金が必要な場合もありますから、取引条件について仕入先にしっかりと確認してください。

経費は、給料、地代家賃のほかに仕入れ以外の費用も含めます。
生活費も必要資金に計上することを忘れないでください。

必要資金計画は、当面の資金繰りです。3ヶ月単位で修正しながら作成するとよいでしょう。

必要資金計画のポイントは、できるだけ細かな項目まで拾って、現実的な金額を計上することです。
事業のアウトラインを決めるときは、見積もり段階とはいえ設備資金はできるだけ現実的な情報を収集して、具体的な数字を記載しましょう。

開業直後はどうしても資金不足になります。
そんな時しっかりとした資金計画を立てていると、事前にどの費用を削減するか、どこから資金を調達すればよいかなどを明らかにすることができます。