現金売上と売掛 : 独立起業 脱サラからの個人事業

現金売上と売掛

売上げを把握するには、売上げが現金の場合と売上げが掛けの場合とでは、管理と記録の方法が違います。
売上げは、現金を回収するまでは成立しません。

現金商売では、その日に売上げた伝票があれば、それを合計した金額が一日の売上げです。
また、その日が終わったときの現金の在り高からその日の最初の現金の在り高をマイナスして、その日に現金で支払った金額をプラスしたものが売上げです。
現金売上げの金額は、必ず現金出納帳に記入します。

売掛のときは、納品書、請求書、物品受領書などの伝票と売掛金台帳で管理します。
物品受領書は、納品の際に受領印をもらうように習慣づけることが大切です。
物品受領書は、請求もれのないように未処理分として整理しておくとよいでしょう。
売掛金台帳は、得意先別に分けると便利です。

売掛金の回収は、取引先が末締めの翌月末支払いであったり15日締めの翌月25日払いであったりと様々です。
売掛金台帳には、締め日と支払日をメモ書きするとよいでしょう。
売掛金を集金するときは、領収書と収入印紙を忘れないでください。
領収金額が30,000円以上の場合は、印紙が必要となります。

売掛金の場合、回収が遅れると現金の不足を生じ、その上回収が難しくなります。
売上金残高をチェックして、回収遅れのないよう注意してください。