登記簿謄本と印鑑証明書 : 会社設立をするには(法人設立方法)

登記簿謄本と印鑑証明書

登記申請が完了したら、やっと会社の誕生です。
さっそく登記簿謄本と印鑑証明を取りましょう。

登記謄本と印鑑証明書は、金融機関へ払い込んだ出資金を引き出したり、通帳作成に必要です。
税務署や都道府県税事務所、社会保険事務所などの官庁への届出にも必要です。
取引先から提出を要求される場合もあります。
登記所へ何度も足を運ばないですむように登記簿謄本と印鑑証明書を最低5通ずつは取っておくとよいでしょう。

登記簿謄本と印鑑証明書を取るには、登記所所定の申請用紙があります。
必要事項を記入して、手数料分の収入印紙を貼り付けて提出します。

コンピュータ庁の場合は、登記簿謄本を履歴事項証明書、現在事項証明書という呼び方をします。
履歴事項証明書は、過去の履歴から現在効力のある事項までを記載した証明書です。
記載事項の情報が詳しく、会社の信用調査をする場合に適しています。
現在事項証明書は、現在効力のある事項のみを記載した証明書です。

印鑑証明の取り方は登記所によって違いますが、現在は、カード方式による申請が主流です。
カード方式は、申請書にカードを付けて提出します。
コンピュータから印鑑証明書をプリントして交付されます。
印鑑カードは申請すればすぐに交付してくれます。
印鑑カードがあれば代理人であっても委任状は不要です。

登記簿謄本の交付手数料は一通1,000円です。
印鑑証明の交付手数料は一通500円です。