許認可が必要な業種 : 会社設立をするには（法人設立方法）

個人や法人は、どんな事業を選ぶかは自由です。
ただ、事業の中には、許認可を必要とする業種があります。
定款の事業目的に、未申請の許認可業種を記載することはできますが、実際に営業するには必ず許認可を受けなければなりません。

許認可を必要とする業種がどれくらいあるか、ご存知ですか?
飲食店、美容院、警備会社、旅行代理店、旅館、薬局、酒屋、建設業、不動産、パチンコ店、質屋、リサイクルショップ、骨董屋、古本屋などです。
町に見かける業種の中にもざっとこれだけあります。

許認可は、なぜ必要なのでしょう。
それは衛生上や公安上、一定の技術水準を確保していないと社会的に問題があるため、法令や条例で定めているからです。

また、許認可を取る前に、国家資格や免許を必要とする業種があります。
たとえば、飲食店では調理師や栄養士の資格を持つ人がいなくてはいけません。
旅行代理店では営業所・支店ごとに旅行業取扱主任者が必要となります。

許認可は、許可、認可、登録、届出、認証などの種類があります。
さらに許認可の手続きは、業種によっても違います。
申請や届出をする窓口も都道府県、保健所、警察署などさまざまです。

飲食店の許認可は、食品営業許可を都道府県知事に保健所の窓口で申請します。
リサイクルショップは、古物商許可を公安委員会に警察署の窓口で申請します。

許認可の手続きは、複雑なものや不備があると許認可が取れない場合があります。
手続きは、行政書士など許認可の専門家に相談することをお薦めします。