登記同一用紙とOCR申請用紙 : 会社設立をするには(法人設立方法)

登記同一用紙とOCR申請用紙

登記用紙と同一の用紙は、簿冊庁。
OCR用申請用紙は、コンピュータ庁。
と思ってください。

簿冊庁とは、登記簿を紙でできた台帳の状態で保管している登記所のことです。
もともとは全ての登記所が簿冊庁でしたが、多くはコンピュータ庁へ移行しています。

登記用紙と同一の用紙は、登記簿に使われている用紙と同一の用紙という意味です。
商号、資本欄、目的欄、役員欄、予備欄、支店欄などがあって、それぞれが別々の用紙になっています。
登記用紙と同一の用紙は、登記が完了すると登記簿として登記所に台帳の形で保管され、一般に公開されます。
登記用紙と同一の用紙は、登記所で無料配布しています。

OCR用申請用紙は、コンピュータ庁で登記すべき事項をコンピュータで読み取るためにあります。
ですから、コンピュータ庁には登記簿の台帳がありません。

OCR用申請用紙は、登記用紙と同一の用紙とは全く違ったルールによって作成されます。
登記用紙と同一の用紙のように目的欄、役員欄という区別がありません。
内容によって区別がありませんから、用紙を分ける必要がなく同じ用紙の中に記載できます。
登記する事項が少ないため、一枚の用紙に全てが収まります。

OCR用申請用紙は、専用の用紙があります。登記所で無料配布しています。
記入はワープロ、邦文タイプライターで記入します。
文字の大きさや使用するインクの色、数字の書き方など細かい規則があります。