カフェ : 独立開業の業種選び

2000年代になってからカフェブームは全国に広がりました。
カフェといってもその業態は様々です。
コーヒーなどの飲み物と軽い食事があって、ひとときのくつろぎを楽しむ憩いの場であることに違いはないのですが、そこに色々な付加価値をもたせて、お客さんへの利便を満たすための工夫がなされています。

日本での店舗数が600店を越すスターバックスをはじめ、多くの大型コーヒー専門店が、毎年どこかでオープンしていることを考えると、コーヒーというこの小さな商品にどんなパワーが秘められているのか不思議に思います。

マンガからインターネットへ変容したインターネットカフェは、個室とリクライニングソファで気兼ねなく仮眠ができるようになりました。
そして、シャワールーム付の簡易ホテルと進化したインターネットカフェは、ネットカフェ難民という社会現象を生みましたが、女性好みのインターネットカフェなど複合カフェのアイデア戦略はこれからも尽きることはないでしょう。

一方で、カフェはファッショナブルな変容も遂げています。
外の景観を楽しみながら開放的な気分を楽しめるオープンカフェは、レストランなど多くのお店が採用しています。ダイニングカフェは、豊富なアラカルトメニューと季節の野菜を使ったサラダバーなど魅力的な趣向で多くの女性の心をつかんでいます。
ビジネスカフェは、無線LANを設置したオシャレなプライベートルームで、電話やファックス、パソコン、コピー機などサブオフィスとして利用できる事務用機器を揃え、様々なサービスを提供しています。

今、カフェは特定の枠には収まらないほど多様化しています。
ひとつの客層を絞っても、その利便性を考えるとアイデアひとつで店づくりが大きく変わることに真に驚かされます。　飲食店のフランチャイズを見てみる