クリーニング店 : 独立開業の業種選び

クリーニング店での起業

あなたの住んでいる所から徒歩5分圏内に何軒のクリーニング店がありますか?
住居の密集地など多い所では4〜5店はありますから、探すことにほとんど不自由することはありません。
とはいえ、お店の中でスチームアイロンを掛ける店主の姿は見かけなくなりました。
あるのはカウンターとハンガーにかかった大量の衣服や棚に整然と並んだ白いシャツだけです。

クリーニング店といえば、洗濯機や乾燥機などの設備があって、店主が自ら全ての作業をしていたものです。
クリーニング業の営業形態は、店内に洗濯機や乾燥機などの自家用施設がある普通クリーニングの他にホテルや病院、飲食店等のシーツ、タオル、ユニフォーム、おしぼりなどを貸出して洗濯を繰る返すリネンナプライと主に普通クリーニング店から委託されて、ワイシャツなど大量処理できる白物を専門に洗濯するホールセールがあります。
その他にクリーニング業の類似的な営業形態として、クリーニング取次店、コインランドリーがあります。

今では、その類似的といわれるクリーニング取次店が、クリーニング店の約7割を占めています。
そして、その取次店の先には、大手企業から小規模企業まで多くのフランチャイズ本部が存在しています。
それら企業が牽引役となって飛躍的に発展したクリーニング市場は、まさに巨大に膨れ上がった風船状態です。
パンパンに膨れていた風船は、そのままほっておくといつか空気が漏れます。
でも、こういった状況はクリーニング業界に限ったことではありません。

近頃のクリーニング取次店や普通クリーニング店が、おしゃれになってきたと思いませんか?
クリーニング市場は巨大であるだけに目を離せない注目の業種かもしれません。
衣類の素材や家庭用洗濯機の機能がいくら進歩しようと、消費者はこれからも日々の洗濯時間をクリーニング店から買い続けるでしょう。

最近では、肌着、靴下からTシャツやジーパンまで水洗いと乾燥ができる衣類なら何でも洗う洗濯代行が登場しました。
店舗だけでなく、コンビニエンスストアや宅配業者を介して受け渡しができ、決まった大きさのバックに詰め込んで定額料金というシステムです。
今はまだ小さな変革にすぎませんが、きっと起業家たちは新たなマーケットを創造するために日々探索しているに違いありません。
それを思うと、この先どんなアイデアが生まれるのか、非常に楽しみな業界です。 アントレnetサービス業のフランチャイズ情報を見てみる

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