微生物とは : 美容師への道

微生物とは

微生物とは、肉眼では確認が難しく顕微鏡で拡大することによって見つけることのできる生物のことをいいます。

微生物は私たちの身近にたくさん存在しており、大部分の微生物は無害であるが、有害に働く微生物もいます。

人間に有益に働く例として、酵母から味噌・しょうゆ、青カビからペニシリンなどがあります。
有害に働く微生物の例としては、マラリア、結核、梅毒、性器クラミジア、インフルエンザなどの感染症を起こす原虫、細菌、スペロヘータ、リケッチア、クラミジア、ウイルスなどがあります。

微生物は、空気中はもちろん、水の中にも、土の中にも、地球上の至るところに無数に存在しています。

たとえば、あなたが読んでいる本の上にも、本をめくるあなたの手にも無数の微生物がいます。
ガラスのふた物（シャーレ）に、寒天培地を入れ、これに手を押し付け手についている微生物を培養すると、手の形どおりに微生物が繁殖している状態を見てもよく理解できます。

微生物を顕微鏡で観察すると、一定の形をしています。

微生物を大きさから分類すると、スペロへータが最も大きく、ついで細菌リケッチア、クラミジア、ウイルスの順になります。
微生物の大きさを表す単位として、通常マイクロメートルとナノメートルが使われます。
１マイクロメートルは1000分の１ｍｍです。
１ナノメートルは1000分の１マイクロメートルです。

普通の光学顕微鏡で細菌まで、ウイルスは電子顕微鏡を使ってようやく見ることができるのです。