感染症とは : 美容師への道

感染症とは

ウイルス、クラミジア、リケッチア、細菌、原虫などの微生物や寄生虫が人体または動物の体内に侵入して、臓器や組織の中で増殖することを感染といいます。
そしてその結果として生じる病気を感染症といいます。

感染症には流行を起こす感染症には、インフルエンザ、赤痢、マラリアなどのように直接あるいは間接的に人から人へ伝染していく伝染性感染症と、膀胱炎、敗血症などのように人から人へ伝承することのない非伝染性感染症とがあります。

感染症には3つの分類方法があります。

感染症を感染症新法に基づいて分類する、「法律上の分類」。
感染症を病原体の侵入門戸別に分類する、「病原体の侵入門戸別による分類」。
感染症を病原体の種類によって分類する、「病原体の種類による分類」。

感染症はこれまでに医学医療の進歩や衛生水準の著しい向上により克服されてきました。
しかし、新たな感染症の出現や感染症の再興、国際交流の進展に伴い感染症は新たな形で今でも人類に脅威を与えています。

1996年（平成8年）ＷＨＯ（世界保健機構）は感染症による危機を警告しています。

日本では、過去にハンセン病、後天性免疫不全症候群等の患者に対する差別や偏見がありました。

感染症をめぐる状況の変化や感染症の患者のおかれた状況を考え、感染症患者の人権を尊重していくようにしていきたい。
感染症に対する良質かつ適切な医療の確保と、迅速な対応することが求められています。