税理士 : 士業の種類と役割

税理士

税理士は企業や個人事業者の依頼を受けて、税務関連の業務を代行する仕事です。主な内容としては、法人税や事業税、所得税の申告などがあります。最近の傾向としては、会計業務よりも、資金繰りや資産運用、経営戦略などを税務面からアドバイスしていく税務コンサルティングの依頼が増加しています。

税理士になるには、税理士の国家試験に合格することが必要です。試験は簿記論と財務諸表論の2科目が必須科目になっています。その他に、選択9科目から所得税法か法人税法のどちらかを含む3科目を選択して、合計で5科目で受験します。

税理士の国家試験は、何年かかってでも最終的に全5科目に合格すればいいという科目別合格制になっています。税理士の国家試験には受験資格があります。日商簿記1級合格者、会計業務に3年以上従事した者などです。

税理士の国家資格は取得できるまでに長期間かかるので、まず税務会計事務所などに就職して経験を積んで働きながら勉強するのも一つの方法です。資格を取得した後に独立して開業する人が多くいます。

税理士はまず数字を扱うことが得意なこと、さらには、顧客の経営状況を判断する分析力や、コミュニケーション能力も必要です。
士業(さむらいぎょう)の種類と役割

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