マンション管理士
マンション管理士は、マンションに住む人たちが安全で快適に暮らせるように、管理組合に助言したり、指導したりする仕事です。増え続けるマンションにあわせ国家資格として平成１３年に作られました。管理組合とは、マンションの区分所有者で構成されている組合です。マンションの構造など建築上の問題や、区分所有者同士のトラブルなどに対応します。マンション管理士になるには、国家資格に合格することが必要です。試験は、マンションの管理に関する法令、実務、管理組合の運営の円滑化、など４項目に分けられ、年に一度行われています。申し込み方法は郵送で書類と受験手数料を送るかたちになります。
マンション管理士の仕事自体は国家資格がなくてもできますが、マンション管理士と名乗るには国家資格を取得していないといけません。マンション管理士の国家試験の受験資格は、年齢、学歴、実務経験など、特に制限はありません。
マンション管理士として働く場所としては、マンション管理会社、不動産会社、建設会社などがあります。マンション管理士だけでなく、管理業務主任者や宅地建物取引主任者などの国家資格を併せて取得して、より幅広く仕事をしている人もいます。
マンション管理士の仕事をする上での適正は、管理組合運営やクレーム対応をする必要があるので、コミュニケーション能力と、説明する能力が必要になるでしょう。
