通関士
通関士は、輸出輸入に必要な通関業務をする仕事です。商品を輸出入する時に、税関に申告書を提出して検査と許可を受ける手続きを代行し、納税までを行います。
輸出入品の種類や価格、重量などを申告したり、安全面での審査をしたり、税関処理に問題があった時には不服申し立てや主張、陳述の代行、書類作成などが主な仕事です。
通関士になるには、国家試験に合格することが必要です。
試験科目は、通関業法、関税法、通関手続き実務などがあります。輸出入に関わる書類は、ほ
とんどが英語で書かれているので、英語力が必要な仕事です。
通関士の国家試験の受験資格は特に制限はありません。
通関関連の事務などの経験が5年以上ある人は、通関手続き実務の科目が免除されます。
通関士として働く場所は、通関業者、倉庫会社や運送会社の通関に関わる部署、商社、輸出入業務に携わるメーカーなどがあります。
通関士の仕事は、さまざまな手続きを正確かつ迅速に行わなければならないので、事務処理が得意な人が向いているでしょう。
また、業務上で知った秘密の守秘義務があるので、責任感も求められます。