日雇い派遣問題
日雇い派遣を主に扱っている大手派遣会社が厚生労働省から事業停止命令を受けたことなどで、表面化してきたさまざまな派遣問題とともに日雇い派遣という雇用形態自体が禁止される方向に動いています。そもそも日雇い派遣問題とはどういったことなのでしょうか?
日雇い派遣はあらかじめ登録した派遣会社から携帯電話やメールを使った連絡を受け派遣先に出向き、その職場の指示で作業に従事するという派遣形態になっていますが、その日1日だけの契約というところに特徴があります。
そのためワンコール派遣やワンコールワーカー、スポット派遣などと呼ばれることもあります。
労働者側のメリットとしては働く日や日数を自由に決めることが出来る、つまり空いている日に手軽に勤務できるということと、複雑な仕事ではなく単純労働であることなどがあり、サラリーマンや学生のお小遣い稼ぎには人気があります。
しかし、仕事のあるなしにムラがあるので日雇い派遣だけで生活するには安定した収入の確保が難しく収入が不安定になる、遠方の派遣先に派遣される場合でも基本的に交通費は支給されないことが多いので結果手取りが少なくなってしまうことがあるなどといったデメリットもあります。
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そして問題としてとりだたされているのが派遣会社の違法行為。二重派遣(派遣先の企業からさらに別のところに派遣される)、使用者責任がはっきりせずに万が一の労働時の事故の場合にしっかりとした保障が受けられない(労災を使わせてもらえない)、日常的なサービス残業(就業時間より前に集合する場合でもその分が支給されない)などがあげられます。
ほかにも派遣先から派遣会社に支払われる中での派遣会社の取り分(紹介手数料)が異常に多く、その分が労働者に分配されない、低賃金と仕事の斡旋状況により労働者の貧困化(ワーキングプア)が進むといった問題もあります。
日雇い派遣自体、本来はいちいち仕事を探して応募するといった手間が省ける便利なシステムなはずなのに、悪質な派遣会社の労働者のことを軽視した違法行為のせいでなくなってしまうかもしれないというのは誠に残念なことです。
ほかにも派遣先から派遣会社に支払われる中での派遣会社の取り分(紹介手数料)が異常に多く、その分が労働者に分配されない、低賃金と仕事の斡旋状況により労働者の貧困化(ワーキングプア)が進むといった問題もあります。
日雇い派遣自体、本来はいちいち仕事を探して応募するといった手間が省ける便利なシステムなはずなのに、悪質な派遣会社の労働者のことを軽視した違法行為のせいでなくなってしまうかもしれないというのは誠に残念なことです。