年金についてはなんとなくややこしいイメージがあり、面倒な存在と思われる方も多いと思います。
以前TVのがっちりマンデースペシャル『年金特集』で、年金について取上げられていたので、それをわかりやすくまとめました。

年金は払う額ともらう額どっちが多い?

年金は難しそうでよくわからないという人でも、たぶん一番気になるのがこの年金を払うのと払わないでその分を自分で貯めるのとどっちが得かということ。つまり、実際年金を払い続けたとしてもらうときはいくらくらいもらえるのだろうか、と。

2007年度の年金支払額を元に年金シュミレーションを行ってみると年金を20歳から60歳までの40年間を全て支払った場合の総支払額は6,849,600円になります。
そして、65歳から受け取れる年金受給額は1年で792,100円なのでそれを毎年受け取っていくと9年目で7,128,900円と、支払った額を超える受給額に達することができます。つまり74歳で逆転するということ。

74歳以上生きるという人は絶対年金払ったほうが得。
『じゃあ、74まで生きないかもしれないからいいや』なんてひとも実はけっきょく入っていたほうが得(年金受給シュミレーション参照)

年金払ってないけど変わりに生命保険入ってるよという人のために番組の中で竹中さんがうまいこと言ってました。

生命保険は死ぬリスクにかける保険
年金は生きるリスクにかける保険

もしかするとこれから先、自分の身に何か不幸な出来事があるかもしれない。
自分が怪我や病気にかかった場合、あるいは最悪の場合なくなってしまう可能性もゼロではありません。その万が一の時にお金がおりるのが生命保険です。

それに対して年金は自分が年をとり、定年がやって来て働けなくなった後も生き続けるために、その日々の生活費を得るためのもの。
そう考えると生命保険と年金は将来に備えるといっても目的は全然別のものということがわかりますね。