スワップポイントって何のこと?
スワップポイントとは異なる通貨のポジション(建玉)をロールオーバー(持越し)することで発生する通貨の金利差の日数分の数値をさします
スワップポイントの高い(金利の高い)通貨を買い(買い建て)、金利の低い通貨を売ると(売り建て)、ポジション(建玉)を翌日に持ち越すと1日ごとにスワップポイント(金利差)を受取ることが出来ます。
買い建て=金利受取る
売り建て=金利支払う
つまりスワップポイントの数値は大きいほうがいいのか小さいほうがいいのかという観点で見たら、買いポジションを持ち越すなら数値の大きいほうが良く、売りポジションを持ち越すなら数値の小さい(マイナスの少ない)ほうがいいということになります。
| 曜日 | 日 | 月 | 次の日へ持越し (ロールオーバー)  | 
      火 | 水 | 
| スワップポイントが 1日50の通貨  | 
    買い建て | 金利50 (1日分)  | 
    売り決済 | ||
| スワップポイントが 1日10の通貨  | 
    売り建て | 金利-10 (1日分)  | 
    買い決済 | ||
| 金利差40受取る | 
ポジションを翌日に決済せずにさらに持ち越すとスワップポイントもロールオーバー出来ます。
| 曜日 | 日 | 月 | 火 | 水 | |
| スワップポイントが 1日50の通貨  | 
    買い建て | さらに持越し | 売り決済 | 金利50×2日 (100)  | 
  |
| スワップポイントが 1日10の通貨  | 
    売り建て | さらに持越し | 買い決済 | 金利-10×2日 (-20)  | 
  |
| 金利差80受取る | 
反対にスワップポイントの低い通貨を買い、金利の高い通貨を売ると、ポジション(建玉)を翌日に持ち越すと1日ごとにスワップポイントを支払わなくてはなりません。
| 曜日 | 日 | 月 | 次の日へ持越し | 火 | 水 | 
| スワップポイントが 1日50の通貨  | 
    売り建て | 金利-50 (1日分)  | 
    買い決済 | ||
| スワップポイントが 1日10の通貨  | 
    買い建て | 金利10 (1日分)  | 
    売り決済 | ||
| 金利差-40支払う | 
ただし、正確にはスワップポイントが発生するのは取引をした日ではなく受渡日なので、受渡日が取引所の営業日ではない祝祭日などではスワップポイントは発生しません。
また、通貨ごとのスワップポイントは随時変動しますので、金利水準が大きく変動した場合にはスワップポイントを受取る立場から支払う立場になってしまうということもあります。